このブログの1つの大きなテーマでもあるFIRE(Financial Independence,Retire Early)について書かれた本が2019年末に発売されています。
既に多くのブロガーさん達がこの本について書いているようですが、私も本を読んだ感想を書いてみました。
また最後に他のブロガーさんが書いている書評記事も載せているので興味がある人は参考にしてみて下さい。
「FIRE 最速で経済的自立を実現する方法」を読んだ感想
まずは本が黄色一色でとても目に付くデザインになっています。
さらに帯にはこんな文字が書かれています。
『ニューヨーク・タイムズ、WSJ、ワシントン・ポストで話題のミレニアル世代の億万長者が実証した、2.26ドルを5年で125万ドルに増やした具体的手段』
2.26ドルを5年で125万ドルって凄いですよね。実質は貯金ゼロ世帯が5年で1.3憶円まで資産を増やしたってことになります。
本当にこの本の著者であるグラント・サバティエ氏の実話なので具体的にやってきたことの詳細が紹介されていました。
この人の考え方としては、これまでのアーリーリタイアに関する認識は大きく間違っており、若ければ若いほどアーリーリタイアするのは有利だと主張しています。
その理屈は複利の力で資産運用することで時間を味方に付けて少ない金額でアーリーリタイアすることが可能になると言っています。
そこで以前の記事でも紹介した4%ルールでアーリーリタイアするために必要な資金を計算することを推奨しています。
もし4%ルールを知らないのであれば、この知識を得るだけでもこの本を買う意味はあると思います。
日本ではアーリーリタイアするのに1億円とか2億円とか必要だと主張している人も多いですが、そうでないという主張も把握してどちらが納得出来るか?を自分で判断することも重要だと思います。
さらに、この本の面白かったことはリタイア達成後のお金をどうやって使うのか?つまり出口戦略まできちんと言及していました。
また具体的な投資先については第10章でしか書かれていません。
結論を書けばVOOやVTIのどちらか(どっちを選んでも大差はない)に全力投資すればOKという主張でした。
なので、投資戦略だけに期待してこの本を読むのはお勧めしません。
ただFIRE達成するまでの具体的な手法を”自分の資産を整理する”ことから”リタイア後の出口戦略”まで一気通貫で書かれた本になっています。
私はここまでアーリーリタイアについて具体的に書かれた本を読んだことはありません。
なので、アーリーリタイアを考えている人は絶対に読むべき1冊だと思える本でした。
自分の資産を把握して以下の2つを徹底してブラッシュアップし続けること
- 収入の最大化(本業も副業の両方で最大限の努力をする)
- 支出の最小化(大きな固定費を徹底的に見直す)
①-②で最大化された貯蓄を全てインデックス投資する
目次紹介
『FIRE 最速で経済的自立を実現する方法』書評ブログ
他のブロガーさん達の書評記事の一部を紹介します。