先日は積み立て投資はコロナショックで投資をはじめる大チャンスが来たという記事を書きました。
その後アメリカ市場では制度が出来てからはじめてのサーキットブレーカーが機能して話題となりました、S&P500が一気に-7%となり15分間取引が停止しました。
さらに昨日はトランプが給与税を年内は免除することを発表して株価が5%弱も急上昇しました。
その株価上昇を見てネット上では株価の下落は終わったと気の早い人達は喜んでいましたが。。。そこで、今回はまだまだ今回のコロナショックが終わらない理由を書きたいと思います。
コロナショックは給与税減税では何も変わらない
給与税が年内は免税となると大きな経済対策なのは間違いないでしょう。
でもそれは給与がもらえる人達の話ですよね。
アメリカは個人消費がGDPの70%を占めていることから、コロナウイルスの感染が拡大すると中国や日本を見れば明らかですが圧倒的に個人消費が冷え込みます。
そうなればアメリカ企業は日本企業以上にリストラを加速するのは間違いありません。
そうなると給与税を免税して財政の厳しくなったアメリカが大量の失業者を抱えてどうなるでしょうか??
これは想像以上に深刻な社会問題となるのは間違いないでしょう。一部の報道では今回のコロナショックで銃弾の売り上げが通常の数倍も伸びているという物騒なニュースもありました。
またアメリカでのコロナウイルスの感染者数は2020年3月11日時点で959人と1,000人に迫る勢いです。でも3月1日までは、たったの70人でした。それが2週間足らずで10倍以上にまで感染者数が爆発しています。(これまでの世界感染者数の推移)
ここから3月末までに1万人にまで増えていても何ら不思議ではありません。
そうなれば感染を止めることは不可能です。医療破綻を起こしてアメリカは株式市場がどうこう言っていられない事態になっているでしょうね。
コロナショックが収まる条件は何か?
新型コロナウイルスは感染者数が爆発しなければ8割が完治するような病気であり、全く怖い病気ではないので感染者数が収まれば当然ですが株価は元に戻るでしょう。
しかし、その為には中国と同じレベルの強硬な封じ込めが必要となり民主主義国家で中国と同等レベルの封じ込めが出来るとは到底思えません。
なのでコロナショックが収まり株式市場が通常営業に戻る条件はたった1つだと思います。
それは『治療薬・ワクチンの開発』です。例えば、今すぐではなくても半年後に『治療薬・ワクチン』が実用化できます!というニュースが流れれば市場は急上昇するでしょう。さらにベストなニュースとしては既にある薬が新型コロナウイルスに効くことです。でも、これだけ時間が経ってもニュースになっていないことからも希望は薄いでしょう。
逆に言えば『治療薬・ワクチンの開発』の目途が立たないと株式市場が落ち着くことはなくこれまでと同じように株式市場は乱高下を続けることになると私は考えています。
それが半年間なのか?1年間なのか?は全く読めません。
ただ、エイズウイルスとは違って新型コロナウイルスは未知のウイルスではないので実用化までの道のりは遠いとは思っていません。
コロナショックは積立投資をはじめる良いチャンス
つまり、それまでは株価は乱高下しながらも下落相場となるので間違いなく積立投資をはじめるには良いチャンスだと思います。
私は今回のコロナショックはリーマンショックに続く10年に1度のビッグチャンスだと本気で思っています。
もし、つみたてNISAをはじめようか・・・投資信託で積立投資をはじめようか・・・って考え中だった人は是非この機会にはじめることをお勧めします。
リーマンショック中のチャートを見返せばこのタイミングで積み立て投資をはじめていれば大きな利益を得られることは説明する必要もないでしょう。
もしリーマンショック級が起きた場合にS&P500がどこまで株価が下がり、下落相場がどのくらいの期間が続くか?についてはこちらの記事で書かれていました。『2020年コロナショックと過去30年の大暴落チャートを比較』
投資信託って何??と言う人は以下の記事をご覧ください。