目次
- 正社員のまま週休3日制度でセミリタイアするメリット
- 社会保険が正社員と同等レベル
- 給料が高い
- これまでの人脈・スキルを活かせる
- セカンドライフに向けた時間が確保できる
- いざとなれば、元の週休2日フルタイムにも戻れる
- 正社員のまま週休3日制度でセミリタイアするデメリット
- 後輩から給料・役職が抜かれる
- 年収と退職金と年金がダウンする
- リストラ対象になるリスクがある
- 会社を辞めてセミリタイアするメリット
- 働く時間と場所が自由
- 失業保険がもらえる
- 職場を変えることで心機一転になる
- 会社を辞めてセミリタイアするデメリット
- 社会保険の自己負担
- スキルを活かせる可能性が低い
- 給料が大幅に下がる可能性が高い
- まとめ『セミリタイアとしてベストな選択は正社員のまま会社の制度を有効利用しよう』
セミリタイアに関するブログを読んでみると、多くの人達は完全なるリタイアはしていないケースが多いようです。
多くの人は、会社が嫌で辞めてからアルバイトやパートなどの軽めの仕事と株などの配当収入で生活している人が多かったです。
これまでの社会常識では、正社員になればフルタイムで働くのは当然で残業も当たり前の世界でした。
ここ10年~20年くらいから女性の社会進出で子育てや親の介護などの理由に残業なしで時間も1日6時間などの短時間勤務が出てきました。
そして、最近になると週休3日で残業無しの環境でも働ける会社が出てきました。
そこでセミリタイア手段として以下の2つの手段についてメリット・デメリットを紹介します。
- 会社員のまま週休3日でセミリタイアするメリット・デメリット
- 会社を辞めてセミリタイアするメリット・デメリット
正社員のまま週休3日制度でセミリタイアするメリット
まずは正社員のまま週休3日制度を利用するメリットから紹介します。
- 社会保険が正社員と同じ
- 高い給料
- これまでの人脈を活かせる
- これまでのスキルを活かせる
- セカンドライフに向けた時間が確保できる
- 週休2日の元のフルタイム制度にも戻ることができる
社会保険が正社員と同等レベル
正社員の社会保険は手厚いサポートになっています。
- 健康保険
- 厚生年金
- 労災保険
- 雇用保険
という4つの社会保険に勝手に入っています。
会社が全部やってくれているので会社員しか経験していない私のような人間にはピンと来ないかもしれませんが、よく見ると給料明細で引かれていると思います。
※労災保険は会社が全額負担なので給与明細にも載っていません。
特に年金と健康保険の2つは正社員を辞めたら自分で払う必要があるので、会社を辞めてはじめて知ることができます。私は知ることなく定年を迎えることを祈ります。。
給料が高い
正社員のままなので基本的に給料はパート・アルバイトよりも圧倒的に高給になります。
例えばフルタイムで週5日勤務で年収1,000万円の社員が週4日勤務になることで年収が2割ダウンします。
それでも週4日の勤務で800万円の収入が確保できるとなれば十分過ぎる高給取りのまま週休3日も手に入れることができます。
さすがに年収1,000万円は行き過ぎですが、年収600万円の8割でも480万円です。
アルバイト・パートで週4日8時間勤務で年収480万円は不可能だと思いますよ。
これまでの人脈・スキルを活かせる
これまで働いていた会社で週休3日制度を取ることで、職場を変える必要がないので人間関係はそのままで働けます。
また職種も同じなので、これまで得たスキルもそのまま使うことができます。
これが、アルバイト・パート・転職など知らない職場にいくことは人間関係も仕事の知識もゼロから学ぶ必要が出てきます。
これって、年齢が高くなればなるほどストレス度は高くなるでしょう。
セカンドライフに向けた時間が確保できる
休みが1日増えるということは、働いている8時間+通勤時間が増えることになります。
この1週間に増えた時間をどう使うか?が非常に重要になります。
私はその時間を使って会社以外からの収益を増やすことからはじめて、最終的には会社を定年退職したあとの自分の本業にできるような何かを見つけたいと考えます。
職業だけでなく、趣味を見つけることができれば定年後の楽しみも増えるので仕事・趣味と探すべきことは多そうです。
いざとなれば、元の週休2日フルタイムにも戻れる
会社の制度にもよりますが私の会社では週休3日制度を使っていても、途中で元の週休2日の正社員に戻ることも可能です。
週休2日に戻る理由としては、従業員から希望してもOKです。
例えば、やっぱり週休3日残業ゼロで働くのは金銭的に厳しいということで、やっぱり残業ありの週休2日フルタイム社員で稼ぎたい!って思ったら戻ればOKです。
この週休3日制度を利用しても元の週休2日に戻れるのは安心感があるので有難い制度です。
正社員のまま週休3日制度でセミリタイアするデメリット
次は正社員のまま週休3日制度を利用するデメリットを紹介します。
- 後輩に給料も役職も抜かれる
- 年収のダウン
- 年収が減ることで将来の年金受給額が減る
- 年収が減ることで将来の退職金が減る
- 会社の経営危機でリストラ対象になる可能性
後輩から給料・役職が抜かれる
週休3日制度を利用するということは、当然フルタイムで残業もバリバリ頑張る正社員より評価は下がります。
なので、自信の出世を諦めるのは当然です。さらに後輩にも軽々と抜かれることになります。
もし、プライドが高い人には耐えられない屈辱かもしれません。
私は会社の肩書には興味がないので、全く問題ありません。
年収と退職金と年金がダウンする
会社の制度によっては年収が下がらない会社もあるようです。
でも私的には他の人より休日が多くなので、給料が下がってくれないと逆に変に気をつかうことになるので、年収の2割ダウンは当然だと思います。
年収が下がるということは、退職金も下がることになります。
さらには、厚生年金の受給額も現役時代の年収によって変わるので年金も減ることになります。
リストラ対象になるリスクがある
将来的に会社の経営状況が厳しくなった時に、人件費削減のためリストラをする可能性は高いです。
そうなった時にフルタイムで残業バリバリと頑張っている正社員と週休3日制度で残業ゼロで働く人のどちらをリストラするか?を考えると当然週休3日制度を利用している人員をリストラ対象にする可能性は高くなるでしょう。
会社を辞めてセミリタイアするメリット
まずは正社員を辞めてパート・アルバイトになるメリットから紹介します。
- 自分で探すので時間と場所が自由になる
- 失業保険がもらえる
- 職場が変わることで心機一転できる
働く時間と場所が自由
自分で職探しをするので、週休3日でも週休4日でも可能です。
また、働く場所も自宅近くとか渋谷がいいとか恵比寿がいいとか好きに選べます。
それでも条件を絞るほど選べる会社が少なくなるので、あんまり贅沢を言うと自分で自分の首を絞める結果となります。
失業保険がもらえる
ほとんどの会社員は失業保険をもらうことなく定年を迎えます。
なので、会社を辞めると失業保険は可能なだけもらう方が良いでしょう。
職場を変えることで心機一転になる
もし会社が嫌で辞めるのであれば、心機一転になるでしょう。
人間関係もリセットできますし、現在の会社に対してストレスがある人にとっては1番のメリットではないでしょうか?
会社を辞めてセミリタイアするデメリット
次は正社員を辞めてパート・アルバイトになるデメリットを紹介します。
- 社会保険の自己負担
- これまでのスキルを活かせる可能性が低い
- 給料が大幅に下がる可能性が高い
社会保険の自己負担
社会保険の自己負担は結構厳しいと思います。
特にこれまで会社勤めで全てを会社がやってくれていた人にとって熟年離婚して急に家事全般をすることになる夫みたいな感じでしょうか。
以下の2つは加入が必須の社会保険です。
- 国民健康保険
- 国民年金
元会社員としては厚生年金でなくなるので、iDeCoやNISAの利用など老後資産の確保も考える必要があります。
最低でも個人で確定拠出年金(イデコ)は限度額いっぱいまで積立をしましょう。
スキルを活かせる可能性が低い
会社を辞めてセミリタイアするのであれば、会社を辞めて転職先を探すのであればスキルを活かせる仕事で最初は探すと思いますが、結局フルタイム社員でないことがネックで何かを妥協する必要はあるでしょう。
もし、これまでのスキルを活かせる仕事で週休3日制度など時間の都合がつく仕事先が見つかれば最高ですが。。
給料が大幅に下がる可能性が高い
給料も当然ですが、大幅に下がる可能性が高いでしょう。
正社員で週休3日制度を取れる会社に入るのはかなりハードルが高いのが現実だと思います。
そうなると、スローライフを送るために会社を辞めた人が働く場所として考えられるのはバイト、パートになる可能性が高いでしょう。そうなると年収で200万円以下になることも覚悟が必要になります。
まとめ『セミリタイアとしてベストな選択は正社員のまま会社の制度を有効利用しよう』
ここまでセミリタイアの手段として会社を辞めるか?辞めないか?について考えてきました。
私の結論としては
- 今の会社のまま週休3日などの時短勤務を取得する
です。
もし、今の会社に週休3日制度などの時短勤務がない(あっても事実上使えない)場合には、既にニュースなどで発表している企業に転職することも手段としてはアリでしょう。
また、今後の働き方改革が進めば週休3日制度を導入する会社も増えるのは間違いないので、自分が勤める会社に導入されるまで待つのもアリでしょう。