『自民党の一億総活躍推進本部(猪口邦子本部長)は1月14日の会合で、正社員が週休3日制を選べるようにする本部長試案を示した』という内容を1月15日のニュースで知りました。
その内容が理由を問わず週休3日を希望する人には週休3日制度が利用できるようにする。ただし収入も2割減るという内容でした。
ニュースでは街の声として『給料が減るなら週休3日制度は利用しない』という声が過半数を超えていたそうです。
まぁ当たり前ですよね。私の会社でも全く同じ制度が導入されていますが、週休3日を選んだ人は1割も居ません。
でも私はこの反応が重要だと思っています。
いま会社全体で週休3日にしても大丈夫な会社はないでしょう。そこまでAIなどで仕事を効率化することは出来ていないからです。
でも選択的週休3日制度を導入する企業が増えることでジワジワと週休3日という概念が理解されることになると思います。企業側も人件費の削減に繋がる制度なので嬉しいと思います。
そうやって徐々に週休3日制度を利用する人口が増えていけば良いなと思います。
また将来的にAIなどによる自動化で週休3日でも問題ない時代になったとき、急に全員が週休3日になるよりも混乱が少ないと思います。
なので将来に向けた助走として選択的週休3日制度の導入は賢い選択だと思います。
これから就職する人達が有給日数、有給消化率などを企業を選ぶ際の条件となっていると思いますが、その1つに選択的週休3日制度があるかどうかを見るようになってくれればもっともっと導入する企業が増えると思います。
このニュースを聞いた時は、日本社会がいろいろな生き方に寛容的になっている証拠だと思って嬉しくなるニュースでした。