すっかり週休3日で生活するのにも慣れてきました。
そしてよく感じるのは1週間の時間経過がゆっくりとしていることです。
これまで残業が当たり前の環境で仕事をしていると1週間、1ヶ月、1年間があっという間に過ぎていきました。これは、サラリーマンであれば多くの人が共感してくれるでしょう。
それを残業ゼロ+週4日勤務(週休3日)に変えてからは、日々の時間の経過が緩やかに感じます。
さらに自分の中の時間がゆっくりと流れることで不思議と気持ちも穏やかになっているのがわかります。
会社一筋で定年まで過ごすことの危険性
突然ですが会社と刑務所って似ていると思いませんか?
それは、長く居過ぎると離れられなくなることだと思います。
刑務所で長く生活している人は、そこが自分の居場所になってしまい出所してもわざと無銭飲食などの罪を犯して刑務所に戻ってくる老人が結構いるとTVで見た記憶があります。
一方で会社も22歳から65歳まで同じ会社で働くと43年も働くことになります。最近では転職することも珍しくないのですが、それでも10年以上は同じ会社で過ごすことになる人は多いでしょう。
20代、30代に仕事にのめり込んで仕事人間でがむしゃらに頑張る時期があるのは良いとは思いますが50代後半になっても同じように仕事中心の生活しかしていない人は要注意だと思います。なぜなら60歳や65歳の定年後に自分の生きがい(仕事)が急になくなります。
そうなると刑務所では罪を犯せば元の居場所に戻れますが、会社の場合は絶対に戻れませんよね。そこから次の生きがいを見つけなければいけません。
それが出来る人は次の人生を歩むことができますが、多くの人は60歳を超えて新たな道に進むことが厳しいことは想像できますよね。
そういう人達を会社でよく見てきた私は同じことを避けるためにも週休3日制度を利用して個人事業主となって自分でできるビジネスを模索しています。個人でひっそりとやるスモールビジネスなので、会社員時代のような収入は期待することはせず自分が楽しく出来るような仕事を探すように心がけています。
働くことでストレスを貯めてお金が貯まらず逆に散財することの矛盾
会社で自分のキャパシティを超えて仕事を頑張ることで過度のストレスがかかり、その発散で旅行や買い物で散財するパターンってよく聞きますよね。
キャパシティを超えて働いて得た金額以上の散財をしている人は、本当に意味がないと思います。
それよりも自分に合った仕事量をやって給料が低くてもストレスなしで質素な生活を過ごした方が健康的だと思います。
また散財せずにストレスだけを抱えて頑張っている人は、もっと辛いと思います。
私も20代から40代まで定常的に20時間から50時間の残業をするのが普通の生活でした。(とくに20代、30代の頃は100時間を超える残業も珍しくありませんでした)
その生活に慣れると、もはや自分でもストレスの存在を感じることもなく生活していましたが、現在の残業ゼロ+週休3日・週4日勤務生活を過ごしてみると自分がこれまで過酷な状況で仕事をしていたことを改めて感じることができました。
会社員のままセミリタイアするのが賢い選択だと思う理由
もし今の会社が週休3日・週4日勤務の制度を導入していなければ、私は週5日勤務で今まで通り働いていたと思うので会社が週休3日制度を導入してくれたことは感謝です。
つまり会社を辞めて別の仕事(アルバイトやパート)を探してまでセミリタイアすることは全く考えませんでした。
今の会社で正社員のままとした理由は4つあります。
- 仕事を辞めて今以上の仕事が見るかる保証がない
- 正社員のままでいる方が年金や退職金を多くもらえる
- 人間関係を1から築く必要がない
- これまで習得したスキルを活かせる
このように現在の会社員のままというのはかなり大きなメリットがあります。
もちろん、今の会社に良い制度がない人で既に限界になっている人は無理をして会社に居続ける必要はありませんが、逆にまだ会社員として頑張れるのに自ら退職する人を見るともったいないと思うこともあります。
なので自分にとってベストな選択をしているのか?という自分への問いは定期的にすることで自分の置かれた環境を客観的に考える癖を付けることをおすすめします。私はそれがあったので会社が週休3日制度を導入した時にいち早く行動に移すことが出来たと思います。