会社を辞める人の呼び方っていろいろあります
- 早期退職
- 完全リタイア
- セミリタイア
- アーリーリタイア
など多くの言葉が乱立しています。
Google検索でそれぞれのキーワードがどのくらい使われているか?調べてみました。
- 早期退職・・・・・・・12,400,000件
- 完全リタイア・・・・・3,310,000件
- セミリタイア・・・・・2,140,000件
- アーリーリタイア・・・439,000件
最も多く使われているキーワードは早期退職のようです。
上記4つは似た言葉のようですが意味はかなり違っています。
それでは、それぞれの言葉の意味について説明します。
早期退職ってどんな意味?
これはネガティブな意味合いで使われることが多いキーワードです。
早期退職者募集とかニュースで見ることがあると思います。
- 従業員自ら退職するケース
- 会社から退職を強要されるケース
の2つのパターンがあります。
最初は①で早期退職者を募集しますが、想定人数が集まらない場合には②を実施して裁判沙汰に発展するケースも珍しくありません。
どちらのパターンでも会社側の都合で従業員数を減らしたいときに使われるケースが多いです。
最大のメリットとしては、会社の財務状況にもよりますが退職金の他に割増し退職金が1000万円前後支払われます。
また、会社都合の解雇は自己都合の退職と比べて失業保険だけでなく社会保障のメリットも多くあります。
会社都合退職 | 自己都合退職 | |
最短支給開始日 | 7日後 | 3か月7日後 |
給付日数 | 90〜330日 | 90〜150日 |
最大支給額 | 約260万円 | 約118万円 |
国民健康保険 | 最大2年間軽減 | 通常納付 |
完全リタイアってどんな意味?
会社を辞めてお金のための労働を必要としない常態になった人に対して使われます。
死ぬまでお金に困らない状態になって、自ら会社を辞めた人に使われます。
リタイアの中で最上級の難易度であり、全ての人が憧れる状態です。
この状態ではお金の為に働く必要がないので、ボランティア活動などをして感謝されることが最大の目的となっているような人も多いようです。
例えば、マイクロソフトの創設者でもあるビルゲイツはお金は不要な状態になっており「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」を立ち上げて慈善活動をしています。
ほっておいても勝手にお金がお金を作り出す状態を手に入れている凄い人ですよね。
セミリタイアってどんな意味?
フルタイムで精神的、肉体的負荷の大きな仕事を辞めて、軽めの仕事(バイト、パート、残業なし正社員など)に転職する人に対して使われます。
リタイアの中でも1番簡単に出来ることもあり、ブログでもセミリタイア状態の人が1番多いですね。
健康保険や国民年金など社会保障の支払いを考えるとパートやバイトでは厳しい労働条件になります。なので、軽めの仕事とはいえ正社員として働く方が良いでしょう。つまり残業なし正社員が理想的な転職先だと私は思います。
アーリーリタイアってどんな意味?
早期退職では会社側の都合で定年前に解雇するときに使われていましたが、アーリーリタイアは、自身の意思で定年前に会社を辞める人に対して使われます。
アーリーリタイア後に、仕事をするか?(セミリタイア)仕事をしないか?(完全リタイア)は関係なく定年より早く会社を辞める人のことですね。
まとめ
大別して4つの状態があります。
- 早期退職して完全リタイア
- 早期退職してセミリタイア(職探しが必要)
- アーリーリタイアして完全リタイア
- アーリーリタイアしてセミリタイア(職探しが必要)
どうせリタイアするなら、割増し退職金がもらえて失業保険も多くもらえる早期退職がベストですが、会社の都合なので自分ではコントロール出来ないのが難点ですね。
そして完全リタイアできないのであれば、転職先はなるべく条件の良い正社員になる当てがないと厳しそうです。