日本マイクロソフトが発表した『ワークライフチョイス チャレンジ2019夏』の成果内容が衝撃的でしたね。
マイクロソフトは働き方改革ツールを販売して儲けたいので、少々盛るのは理解しますが生産性4割も向上するのは無理があるでしょう・・・
そんな嘘を広めて実行したアホ社長が居たら、社員に無意味なプレッシャーが掛かることになるので辞めて欲しいと思いました。
そこで、この生産性40%UPの意味について調べてみました。
ちなみに最初にニュースを見た時の感想がこちらです。笑
週休三日は増えて欲しいけど
生産性が向上するのは盛り過ぎ😅
労働時間が減っただけアウトプットも減るでしょ!#週休3日 https://t.co/G2qLpAM1IM— ジン@週休3日生活 (@fire_jin_com) November 1, 2019
マイクロソフトが週休3日で生産性40%UPの根拠
まずは、マイクロソフトが『ワークライフチョイス チャレンジ2019夏』の成果として発表した資料に答えがありました。
それがこれです。
「向上」の(D)8月労働生産性に答えがあります。
生産性を会社の売上から社員数で割った数字を去年と比較していました。
確かに全社業務の生産性を正確に測る方法なんてありません。
それが出来れば、人事評価を客観的に測定出来ることになるので日本中というか世界中の人事評価として取り入れられています。笑
なので、どういう計算をして39.9%という数字を叩き出したのか?が気になりました。
その結果が会社の売上÷社員数=生産性という安易な計算内容でガッカリですよ。
社員の生産性だけで売り上げが決まるなら全く問題はありませんが、売上なんて社員以外の要素(派遣社員とか関連会社とか)が多いし、売上自体も景気に左右されます。
じゃー週休2日に戻した9月は去年と同じ売り上げになったの?って突っ込みを入れたくなります。笑
マイクロソフトの週休3日制度の今後は?
まず前提として私は、週休3日制度だけでなく時短とか週休4日など働き方について時間や場所を自由に選択できる制度が増えて欲しいと思っています。
そしてマイクロソフトが働き方改革を主導している感じはするので応援したい気持ちが大きいです。
ただ、それでも今回の発表はトーンが落ちている感じがしました。
その理由は今年の冬にも実施するといった「ワークライフチョイス チャレンジ2019冬」の内容でした。
それは、週休3日を再度開始するのではなく、働き方のダイバーシティを実践するための取り組みになるという発表でした。
一応2020年の夏も週休3日は継続することは宣言しています。
しかし、2019年と同じ内容です。
もし本気なら今年の冬も週休3日制度を自由選択制にして継続すれば良いと思うのですが、週休3日制度を冬にしないということはマイクロソフトが週休3日制度に弱腰になっていると思ってしまいます。
ということで、マイクロソフトの働き方改革は日本の他の企業に与える影響は大きいので頑張って欲しいものです。