兵庫県が県職員の採用が決まったというニュースがありました。
1/4が非正規かフリーターってことを直ぐには信じられないけど、そんなものなのだろうか?#就職氷河期世代 #非正規 #フリーター https://t.co/B0tgxyxwHq
— ジン@週休3日生活 (@fire_jin_com) November 28, 2019
団塊ジュニア世代も就職氷河期世代だけど・・・
なるほど、確かに以前ニュースで就職氷河期世代の就職難を救うために安倍政権が国家公務員などの中途採用枠で積極的に採用するというのを見ました。
それにしても、就職氷河期世代の4人に1人が非正規社員かフリーターという数字はインパクトがありますよね。
ただ、今回のニュースの内容を改めて見てみると、採用枠の条件に問題がありました・・・
学歴や職歴は不問というは素晴らしいです。
ただ年齢制限に問題がありました。
対象となる年齢が『35歳から45歳まで』となっています。
え???
就職氷河期の定義はバブル崩壊後に多くの企業が採用枠を絞った時期です。
つまり、就職氷河期を対象にするなら、1993年~2005年卒業者が対象となるはずです。
そこから逆算すると2019年時点で1993年に大学を卒業していれば49歳になります。
そうなると46歳から49歳が忘れ去られた世代となりますよね。。。
この46歳から49歳は団塊ジュニア世代です。
※正確には1971年生まれから1974年生まれと言われているので45歳から48歳ですが誤差でしょう。
忘れ去られた団塊ジュニア世代の運命は?
もともと団塊ジュニア世代は稀に見る不遇な世代だと思います。
昔を振り替えると『校内暴力』や『受験戦争』さらには『共通一次がセンター試験に切り替わる』その競争に生き残って大学受験に合格しても卒業時にはバブルが弾けて就職氷河期・・
そして40代後半になり、昔なら定年までのんびり過ごせる世代になったと思ったら世の中は45歳以上をターゲットにしたリストラの嵐・・・
この後は定年の引き上げ、年金受給の引き上げなども団塊ジュニア世代をターゲットにして実施される可能性が高いでしょう・・・
私も団塊ジュニア世代ですが、今は資産形成のため日々節約を頑張っています。
ちなみに団塊ジュニア世代は貯蓄を行っていない人が約1割もいて、貯金額が100万円未満の人が約3割、貯蓄をしている割合やしていても預貯金額が他の世代と比べても少ないと言われています。
だからこそ、資産形成に関する自助努力は他の世代以上に頑張らないといけないと私は考えます。
最後に自身も団塊ジュニア世代でありながら、うなだれている同世代の団塊ジュニア世代に対して激しく叱咤激励している本を紹介します。
氷河期世代と嘆くのも、氷河期のせいにするのも四十代となるともはや甘えでしかない。私達はすでにおじさんおばさんであり、子の父であり母であり、そうでなくとも社会を、家庭を、自身を引っ張っていかなければならない年齢である。それなのにいまだに小中学生気分で子供じみた趣味趣向に溺れ、子供じみた競争意識ばかりにうつつを抜かし、もはや引退したはずの団塊世代に八つ当たりを繰り返す駄々っ子おじさんとおばさんのままである。
繰り返すが我々はもう四十代だ、もう残りの人生は半分あるかないかなのだ。時間はあるようでない、ないことをまず自覚しよう。
うーん。手厳しい内容の本みたいです。
この本では団塊ジュニア世代で、就職氷河期に失敗して這い上がれない状況になった15人の実際の生活が書かれているようです。